2012年04月09日
2012年04月09日Observer 3月号の記事より
新Xerox軽印刷向けモノクロ機は、企業プリンティング向けと
商用プリンティング向けの 主要機能を併備
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[2012年3月26日] 今月初めの3月2日、Xeroxはその大量プリンタおよびMFP製品ラインを、新たな D110/D125プリンタおよびD95/D110/D125複写機/プリンタの発表で強化した。他のXerox機で使用できる機能すべてを採用することで、これらの新軽印刷デバイスは、社内印刷用、商用印刷用、迅速印刷用、それにフランチャイズ用プリンタとして厳しいターンアラウンドタイムに対応し、より多くのアプリケーションおよびサービスを提供できる。Xeroxの世界製品マーケティング部長Jeff Coffedは、ニーズは「企業向けから軽印刷向けへと上向きに推移している」が、一方で同社は顧客から、軽印刷分野におけるよりハイエンドな商用機能のニーズが後退しているとも聞かされていると、本誌に語った。

D95複写機/プリンタは、D110の110ppmプラットフォームおよびD125モデルの125ppmプラットフォームと並ぶ、
Xeroxの95ppmプラットフォームを採用
その結果として特に、先行機の4595デジタル複写機/プリンタをリプレース対象とするD95複写機/プリンタが発表され、さらにXeroxの95ppm製品が、同社の110ppm機および125ppm機と並んで製品ラインに投入されることとなった。「95ppmプラットフォームの投入によって、先行機の4595よりも強化された耐久性と先行機を凌ぐ画像品質を提供できる」とCoffedは説明する。Coffedの説明によれば、4112/4127にも「原動力」として採用されていたこのエンジンプラットフォームの、プリント集約的な環境における作業負荷の記録的処理能力は立証済みである。Coffedによれば、Xeroxは4112/4127の市場パフォーマンスがどうか見守ったが、市場への投入期間がほんのわずかであったにもかかわらず、それらの製品は「競合に対して負けなかった」。(Xeroxは4112/4127複写機/プリンタを2007年のGraph Expoで発表した。) Coffedは、「この“成功”の大部分は、耐久性、使いやすさ、画像品質のおかげである。我々は今、新たなプリント速度をこのプラットフォームに融合させることで、さらに柔軟性を追加しようとしている。我々はこのプラットフォームのそれら長所を強化し続け、さらに新機能を追加していく。」と述べた。
結果として、Xeroxが今回行ったハードウェアの調整はわずかのみにとどまった。すなわち、最高速度200ipmでページをスキャンできるカラー・シングルパス・スキャナの追加と多様な新仕上げ機能などである。「この分野向け新機能は、多くのインライン仕上げオプションだ」とCoffedは言明する。110ppm機および125ppm機は新しいXerox Tape Binder、GBC eBinder 200、およびPlockmatic Pro30 Booklet Makerをサポートし、95ppm機は今やXerox SquareFold Trimmer Moduleをサポートする。また、D95複写機/プリンタの新機能として、大画面の直立ユーザインターフェイスも備えられたが、これはCoffedによると、旧4595の垂直ユーザインターフェイスよりも顧客が好むためである。
ソフトウェアおよびソリューションの前線に、XeroxはそのExtensible Interface Platform (EIP)を追加したが、これによって顧客向けユーザインターフェイスで使用可能なアプリケーションのセキュリティを強化し、またフロントパネルに接続するオプションのサムドライブをスキャン・ツーおよびプリント・フローム機能に使用できる。Coffedによれば、Xeroxおよび同社パートナー各社が市場に投入している多くのEIPアプリケーションが、文書のスキャニングおよび上流への移行を中心に展開されているのに対して、同社のImage Overwriteのようなセキュリティ機能は、Xeroxの新軽印刷マシンを業界標準に準拠させる。さらに、D110/D125プリンタおよびD95/D110/D125複写機/プリンタの製品ライン強化は、他のXerox製品に一致するユーザエスクペリエンスをもたらす。Coffedによれば、これらマシンの新ユーザインターフェイスとワークフローはより直観的であるとともに、Xeroxのカラープラットフォームとも一致するので、Color 550/560プリンタの顧客は、オペレータを再訓練する必要がない。「プラットフォームとしては、顧客がより使いやすいものになっている。それは使用するXerox製品が単一であろうと複数であろうと同じだ」とCoffedは付言する。「我々はこの分野に新しいものをもたらしてはいるが、その実態は、他の分野でこれまで見てきたトレンドに基づき、それらを活用しているに過ぎない」。

ワークフローに関して言えば、D110/D125プリンタに標準でXerox FreeFlow Print Serverが搭載される一方で、D95/D110/D125複写機/プリンタには、10.4インチのカラータッチ画面付き統合コントローラが装備された。なお、複写機/プリンタモデルの顧客はオプションで、Xerox FreeFlowまたはFiery Xerox EXプリントサーバを追加して、さらなる柔軟性を実現できる。(主な仕様については、上記一覧表参照。)
Xerox D95/D110/D125複写機/プリンタおよびD110/D125プリンタは世界市場において、同社直販部門、代理店、再販業者、および一般取扱業者経由で現在注文受付中だが、これら新軽印刷マシンの実物が展示されるのは、来たるdrupaが最初になる模様である。Coffedによれば、同社の各販売チャネルはいずれも「これらの製品を大いに歓迎して」いて、Xeroxは最良のマーケティングプログラムおよびマーケティングミックスを決定するため、各チャネルとの共同作業を進めている。
本誌の見解
Harvard Business Reviewが最近、 “Your Competitive Position Is Always Eroding,”(「あなたの競争的ポジションは常に浸食されている」)というタイトルのブログを公表した。その主なメッセージの1つは、「恒例のビジネス」などというものはないということである。つまり、市場と顧客の要件は常に変化しており、今日の市場条件と競合製品によって将来を確立しようとすることは、極めて近視眼的で見当違いである。それよりもむしろ、企業にとって必要なのは、5年後、15年後、30年後の顧客がどこにいるかを理解することである。
さらに同ブログの筆者は、顧客のプリントレスを支援するXeroxの戦略、およびその戦略が同社のビジネスに与える影響について語った同社CEO であるUrsula Burnsの言葉、「他の誰かにそれをやられることはもっと悪い」を引用しているが、とはいえXeroxの設計目標に関するCoffedの発言からすれば、今回のXeroxによる軽印刷用製品の発表が、新製品開発の原動力として顧客の期待を利用するケーススタディだと解釈することも容易だ。「これら新製品の設計は結局、顧客の望むところに落ち着いた。我々が望まない競合に何かを投入するようなことは、一切推奨していない。新しい製品の開発に当たって、それが我々の主な動機である。」
Coffedによれば、Xerox D95/D110/D125複写機/プリンタおよびD110/D125プリンタに関する初期顧客によるフィードバックが同社のこの戦略を支えている。「顧客は、これら製品の柔軟性を見て非常に興奮している。このクラスのデバイスによって顧客は必要なワークをこなし、より多くのビジネスを獲得し、または社内ユーザによるより多くのページをプリントできるからだ。」