コロナ禍 どうなるメイクアップの傾向は。40年の推移より

「化粧時や身だしなみに注意する部分」の調査結果をご紹介します。


3月も半ばにさしかかり、春はもうそこまで来ています。
春といえば入学や入社など「出会い」が増える時期。
第一印象を左右するメイクはその方法や道具もさることながら、
どの部分を「盛る」のかも気になるところ。
目元を強調?眉毛は太め?細め?口紅はどんな色?・・・悩みは尽きません。
今回は「化粧時や身だしなみに注意する部分」の1979年~2020年の調査結果のうち、
入学や入社などを迎える人が多いと思われる10-20代の女性に注目しました。







「目・唇・眉」の順に重要視されていたメイクは1990年バブル崩壊以降、
「唇」が「目」を上回っています。
しかし、さらに10年後の2000年には「目」が「唇」を抜き首位を奪還。
再び目元を重視するようになりました。

「眉」は1990年あたりから急上昇しますが2000年にピークを迎えてからは減少に
転じています。いわゆる「アムラー」ブームによる変化であったと思われます。

「唇」は2012年辺りから増加傾向でしたが、2020年に大きく減少に転じました。
これは新型コロナの影響による外出時のマスクが原因かもしれません。
しかしながら、23.6%とおよそ4人に1人は「唇」に気を配っていることがわかります。

この40年、「目」と「唇」は反比例の関係になっています。
この傾向は今後も続くのでしょうか?興味深いところです。




データ元:TBS 総合嗜好調査 1979-2020年(2020年調査時 n=1946 男女 13~74才)
東京地域 約1,200名 阪神地区 約600名 男女 配布自記式
1975年は18~59歳、1976年は15~59歳、1977-2004年は13~59歳、2005-2013年は13~69歳、2014年以降は13-74歳
時系列データは東京地域 約1,000名 男女 13~59歳 を対象


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