話題のメタバース、どのくらい認知されてる?

仮想空間の中で作られる仮想の社会であるメタバース。

Facebookが社名をMetaに変えるなど、発展途上のこの技術に世界中が覇権を求めて研究・競争しています。

そんなメタバースについてどのくらい認知されているのか、調査結果をご紹介します。


まず、全体では「よく知っている」「まあ知っている」を合わせた“メタバースとは何であるか”を認知しているのは18.1%でした。さらに、「言葉は聞いたことがある程度」(39.6%)を合わせると57.7%となり、半数以上の方にはメタバースという言葉が認知されていました。

性年代別にみると「知っている」「まあ知っている」といった“メタバースとは何であるか”の認知は10代20代の30.1%を筆頭に若年層ほど認知が高くなっている一方、「言葉は聞いたことがある程度」を合わせた言葉の認知では50代が67.6%で最も高くなっており、それより若くなるほど言葉の認知が低くなっています。

また、「聞いたことはない」のは60代以上(46.9%)、10代20代(44.1%)、30代(43.4%)では4割以上となっているなど、年代によってメタバースの認知具合に開きがありました。


次にメタバースを認知している方を対象にメタバースについて聞いたことがあることをお聞きしました。

全体で仮想現実(VR)は66.9%、拡張現実(AR)は37.2%、複合現実(MR)は22.7%となり、男女間で大きな差はありませんでした。

仮想現実では10代20代はが82.2%となるなど、どの項目も全体的に年代が若いほど認知が高い傾向にあります。


メタバースでの体験について全体では約1割が「体験したことがある」、約4割が「これから体験してみたい」と回答しており、合わせると半数以上がメタバースでの体験に関心を持っています。

年代別でみると「体験したことがある」の回答は10代20代が20.8%と若年層のメタバース経験が高い結果となりました。

「体験したことがある」・「これから体験してみたい」を合わせたメタバースへの関心は年代が若いほど高くなる傾向があります。


このように、調査結果ではメタバースはまだまだ普及はおろか認知が進んでいる状況ではないことがわかりました。日進月歩の世界で今後どのように発展し、社会が変わっていくのでしょうか。



データ元 : JNNデータバンク首都圏調査 2022年5月追加調査
         男女年代別データ:男女13~74歳 n=895

  JNNデータバンク調査概要 https://www.jds.ne.jp/datebase01j/ 

               データ(PDF)はこちら