大人になったら何になる?「将来やりたい仕事」の変化を見る

1月第2月曜日は成人の日。大人の仲間入りする若者たちが眩しい時期ですね。現代の若者たちは大人になった時にどんな仕事をしたいと思っているのでしょうか。今回は、ヤング調査のデータの中から「将来やりたいと思う仕事」の変化を見てみたいと思います。

直近2021年調査での「将来やりたいと思う仕事」の結果を見てみると、全体で「好きなことが続けられる仕事」が62.6%で最も高く、次いで「安定した仕事」45.6%、「お金がもうかる仕事」42.6%と続いています。

10年前の2011年調査の結果と比べてもこれらトップ3の順位は同じですが、首位の「好きなことが続けられる仕事」の
割合が10年間で7%近く増えており、調査項目全体の中で最も増加した項目になっています。

小学生に注目してみると、小学男子で大きく増えた項目が「お金がもうかる仕事」(+12.7%)、「好きなことが続けられる仕事」(+7.3%)など、大きく減った項目が「スポーツを活かした仕事」
(-17.4%)、「人のためになる仕事」(-8.0%)など。小学女子では「人のためになる仕事」(+10.7%)、「好きなことが続けられる仕事」(+5.4%)などが増えており、「お金がもうかる仕事」(-6.0%)、「有名になれる仕事」(-6.0%)などが減っています。

この10年では、夢や憧れの仕事からやや現実的に変化した印象を受けます。


データ元 :JNNデータバンク ヤング調査2011・2021(各年12月実施)
調査対象 :  首都圏(30km圏内)の一般世帯に居住する
      小学5,6年生、中学1,2年生、高校1,2年生 男女 
      約900サンプル・・小学生×300、中学生×300、高校生×300

JNNデータバンク ヤング調査概要 https://www.jds.ne.jp/datebase03y/

             データ(PDF)はこちら